技適と簡単に言われますが、実は異なる分野の別々な法律に基づく2つの規則からなっており、どちらも総務省の管轄です。簡単に言うと、電波を管理するものと、電話網を管理するもので、全く規制の視点が異なるものです。国内でスマートフォンを販売するには、この両方の認証を取得し、総務省に届け出を行い、販売する機器に適合を証明する証明番号を貼付するか、端末機器により、電子的に表示ができるようにする必要があります。総務省のサイトの、それぞれのURLで認証が取得済みである機器とメーカーを確認することができます。新製品の発売前に公開されることが多く、新商品や新規参入メーカーの情報をいち早く得ることができたりもします。認定番号や認定書の発行は登録認定期間で発行することができますが、認定機関から総務省への届け出は必要です。
電波法に基づく技術基準適合証明(電波法第38条の2)
総務大臣に申請書と受験機器の提出が必要。
総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
電気通信事業法に基づく端末機器の技術基準適合認定(電気通信事業法第53条)
登録認定機関が認定(下記)し、総務大臣への申請は不要だが、届け出は必要。
電気通信端末機器審査協会(JATE)が認定したものは、半月程早くここで見れる。
登録認定機関
登録外国適合性評価機関
NEXUS5での規制情報表示例
LG Electronicsにより、2つの技適は適切に認証されており、機器内で他国の規制情報と共に電子表示されています。
電波法に基づく技術基準適合証明 005-100577
最初の005からテュフラインランドジャパンが認定したものであることがわかります。
総務省のサイトから、平成25年9月13日~10月31日に登録されていることがわかります。
電気通信事業法に基づく端末機器の技術基準適合認定 AD13-0177005
総務省のサイトから、平成25年9月20日に登録されていることがわかります。同様にテュフラインランドジャパンが認定したものです。