前回の春モデル発表は全部延期になりましたが、今回新たに冬モデルの発表がありましたので、検証してみました。そもそも季節ごとにモデルを発表していたのは、今回始めて知りました。本記事には推測が含まれており、外れる(後から方針変更される)こともありますので、その点はお含み置きください。
priori2
当サイトのEXPOでの取材通り、インプレスの記事とは異なり、発表された価格維持で1G/8Gへ増量されての発表となりました。電子コンパスも追加されています。これによりnicoとの棲み分けはさらに困難になり、nicoのほうはスペシャルパック(後述)での発売となりました。
インプレスのEXPO記事
プラスワン、「freetel」シリーズの新モデル「priori 2」を披露 - ケータイ Watch
販売価格
発表では9,980円とありますが、これは事業者向けの価格(CATV事業者など)で、一般流通向け(家電量販店など)にはスペシャルパック12,800円だけの販売になると思われます。円安がさらに進む中、インドのAndroid Oneシリーズを下回るような本体価格(9,980円)で量販店での販売は難しいでしょう。
出荷日程
12月上旬から下旬に延期になり、愛媛CATVからは12月19日の発売が発表されていますが、EXPOの展示サンプルの完成度から考えて、年内の発売は難しいと思うのは前回のご報告通りです。特に今回は事業者向け販売を先行させており、遅延した場合の責任は従来よりも重いでしょう。愛媛CATVは最初の発表時は12月15日サービス開始とされていました。これをPriori2の遅延に合わせて12月19日にしています。
他社比較
本来のPrioriの小型・軽量スマホのジャンルからは完全に外れています。Prioriとは低価格のみがコンセプトだったようです。初稿時のPriori2の外形寸法・重量はs-maxを参照させていただいておりましたが誤っているようなので、とりあえず独自に推定したサイズに変更しました。
ソース: http://s-max.jp/archives/1638313.html
公式サイトで外形寸法と重量が公開されました。(2014.12.13) 更新
高さは予想より約5mm低かったですが、他はほぼ予想に近かったようです。
予想: 67x137.5x9.2mm 136g
発表: 66.3x132.8x8.9mm 132g
差分: -0.7x-4.7x-0.3mm -4g
Simple
シンプルの発売延期はおなじみなので、割愛します。信憑性を増すためには、利用しているOSや、カナ漢字変換はATOKを採用的な情報開示をしていくと良いと思います。
XM
まさに数奇な運命を辿ったZTE Blade Vec 4Gですが、29,800円で白モデルまでXMとして販売されるとは予想できませんでした。あらゆる観点からOCNセットを購入するほうがお得です。
OCN: 19,800円〜22,500円(3,000円相当のSIM初期費用含む)、OCNモバイルONE入会義務無し
freetel: 29,800円+フリモバ初期費用3,000円、フリモバの月額割引670円x12=8,040円
フリモバSIMはU-moibileのOEMで現時点でスピードに問題あり。
ファームウェアの更新はオリジナルモデルのBlabe Vec 4Gのほうが早くて、確実。
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nicoスペシャルパック
仕様・価格的にPriori2との棲み分けが難しく、名前を変え、仕様を上げて再投入と思われたnicoですが、nicoSPという名前で価格改定となりました。今回からパーテションの問題は修正されており、現ユーザーに対してはPCのアップデートツールを提供し全面書換をするようです。Mac用のツールはなく、Windowsが必須です。このツールはMediaTekの開発ツールのようで、明らかに一般ユーザー対象のものではなく、非常に難易度が高そうです。TJC社のようにアップデートサービスを、少なくとも希望者には提供すべきではないでしょうか。
参考資料
https://www.freetel.jp/eshop/1126_press.pdf
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