ヤマダ電機より国内最速でWindows 10 mobileを搭載したスマートフォンが発売されたのですが、ヤマダウェブコム通販のほうの準備は遅れていたため、店頭で購入してきました。発売キャンペーンとして先着3,000人までに、UmobileのYAMADA SIM、エレコムのBluetoothキーボード、保護フィルムが付くのですが、もらってもしょうがないUmbile SIMや最低品質の保護フィルム、本体購入時にポイントがつかない代わりのキーボードであり、本体価格が税込みで42,984円というのはかなり割高感があります。
発売記念キャンペーン
本体化粧箱
本体同梱物
保護フィルム、マイク付きイヤホン、専用金具、説明書類が同梱されています。専用金具はSIMやmicroSDカードをスロットに押し込むために使います。
製造元
LenovoからのOEMだったEveryPadとは異なり、ヤマダ電機グループでパソコン買取・中古パソコン販売・中古OA
本体
手前がmicroSDカードスロット、上部の2つがmicroUSBコネクタ、ヘッドホンジャックのカバーです。これははっきり言ってり不便で壊れやすい造と言えます。
これはマイクロSIMのスロットです。SIMは挿抜の頻度は少ないので、これでも問題ありません。
技適マーク
印刷や貼付する場所がないためか、本体に印刷されています。認定はテュフ・ラインランド・ジャパン株式会社によるものです。
起動
電源を入れMicrosoftアカウントなどを入力していくとセットアップができます。ここで気になったのはWi-Fiの感度の低さです。通常他の機種では十分エリア内なのに接続ができず、Wi-Fi APの近くに移動してセットアップを行いました。個別不良なのか機器本来のものなのかは不明です。
製品仕様
メインメモリの表記が標準/最大となっており、いかにもPC的ですが、単に2GB搭載で増設は不可能です。LTEの対応バンドはドコモの3バンドでとりあえず問題ないでしょう。フラッシュROM 32GBや1300/500万画素のカメラなどは良いのですが、CPUは所詮MSM8916(マドスマと同じ)なのでローエンドの部類です。
まとめ
5.5インチの大画面に対して本体重量139gと6.9mmの薄さは際立っており、体感上はより軽く、薄く感じます。しかし、そのためにバッテリーは着脱できないようになっており、さらにコネクタやスロットが全てプラスチックのカバーで覆われており、この部分は間違いなく耐久性がないので、特に充電やイヤホンの接続の度に開閉することになる上部のカバーは早晩破損してしまうでしょう。搭載されているCPUはMSM8916で、ローエンドの部類であり、将来のアップグレードでもContinuumには対応されない機種であろうことから、42,984円(税込)という価格と実績のない製造元はやや躊躇されます。auのIS12Tを最後に、4年振りに国内発売されたWindows Phoneをとりあえず試されたい方には高すぎるので、現時点では12,800円(税別)のとりあえずのヤツでも良いのですが、やはりスペックと完成度には大きな不安があるため、実績のあるマウスコンピューターのマドスマが順当でしょう。