スマコト

SIMフリースマートフォンについてのいろいろなコト

freetel nico 発売日決定(9.26)

freetel nicoの発売日決定の公式発表が9.12にありましたので、その信憑性について検証します。プラスワン社自身は日程遵守のポリシーはあまりないようなので、9月上旬発売の再度の延期に対して情報開示がないことに対する非難が高まっている事に対し、やむなく発表されたと思われます。当サイトでも、9月上旬発売は不可能なことは、2ヶ月前に予測していたほどなので、これは不測の事態ではないでしょう。2日前に経緯を説明するとしながら、やはり何も説明がありませんでした。

公式プレスリリース

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6.26のスマコト予測

つまり最近デザインが決まったばかりで、金型はこれからの作成であるとすると、その完成は8月中旬頃ではないか。その場合、9月上旬の発売は非常に難しいと思われる。5月の旧nico発表時とは異なり、新nicoは現時点でも動作サンプルができておらず、完成度の低いCG画像しかない。」

freetel nico/XM 定点観測と未来予想 - スマコト

 

8.15 中国で撮影したと思われる本体画像が公開

8月中旬に金型の初回サンプルが上がったと思われます。

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8.26 日本で撮影したと思われるホットモック

その金型で、動作サンプルを組み立てて日本に持ち込んだものを、公開したと思われます。この時点で、写真からも金型の精度が上がってないことが見受けられ、最終仕上げにもう少し時間がかかると思われます。microSDカードの刻印が「T-flash」になっています。プラスワンが日本向けに専用に金型を起こしたのが本当なら、なぜmicroSDにしなかったのかという疑問があります。(TF CardやT-flashは中国で一般的に使われる表記で、microSDと互換)

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Prioriの発表時との比較

Prioriの場合は、発売日の1週間前に発表でした。この時は生産自体は完了しており、中国出荷日に発売日を発表したため、遅れの可能性は輸送と通関だけでした。

7.25 発売日発表

8.2 発売(2色のみで他は通関遅れで延期)

8.9 延期した残りのモデル発売

 

今回の発表は、発売日の2週間前です。つまりまだ生産は終わっておらず、来週生産して9.19に出荷できればという条件付きになります。

9.12 発売日発表

9.26 発売

まとめ

今回は、9.26の発売は行われる可能性が高いと予想します。リスク分析は下記です。今回は、全く商品の権利を持っていなかったXMのように、発売2日前に他社から出し抜かれる心配はないでしょう。

1. 新しい金型での初ロット生産であるため、来週の生産が滞りなく完了するか

2. XMのようにしっかりした開発体制(ZTE)が後ろ盾になく、プラスワンが担う部分が多い

3. ファームウェアの完成度

初ロット購入の特典でカバーが3枚とバッテリーが付くそうですが、初ロットの購入リスクと見合わないと思われます。繰り返しになりますが、ZTE社がグローバルモデルとして展開してすでに品質安定しているXM(CHOICE! FREETEL)とは全く違い、nicoは金型を起こした初の生産です。製品自身とファームウェアに問題を抱えている可能性が高いため、人柱覚悟の勇士以外は、当分は様子を見られるのが無難でしょう。Prioriの初代機と状況は近いです。

 

ちなみに、もちろんスマコトでは発売日に店頭で購入します。(写真から今時のスマホにしては厚くて重そうなのと、標準SIMスロットが特殊なので、その信頼性が気になってます)