スマコト

SIMフリースマートフォンについてのいろいろなコト

freetel priori2@スマートフォン&モバイルEXPO

本日から幕張メッセで開催されている「スマートフォン&モバイルEXPO」でPriori2の発表がありましたので、取材してきました。増田社長不在なこともあり、説明員の方は昨晩のASUS社員の方とは違いまったく無防備で、こんなことまで開示して社内的に大丈夫なのかというくらい取材がしやすかったです。

Priori2仕様

大方の期待と予想を裏切って、nicoのような下記の仕様の4.5インチスマホがpriori2として登場しました。

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■ CPU

弊社営業部にお問い合わせください。

→ MediaTek MT6582M(FXC-5Aと同じCPU)

■ 帯域

W-CDMA(2100/800Mhz)

GSM(900/1800/1900Mhz)

■バッテリー容量

1700mAh

■OS

Android4.4

■ディスプレイ

サイズ: 4.5インチ

解像度: 854x480ピクセル(FWVGA)

■カメラ

背面: 5.0Mpix AF

全面: 2.0Mpix FF

■内部メモリ

弊社営業部にお問い合わせください。

→ 当初は512MB/4GBの予定を、直前で1G/8GBに変更したのでコストが合わなくなって困っている。

■電子コンパス 非搭載

nicoとの関係性

仕様的にprioriのユーザー層ではなく、nicoに完全に被ると思われるが、初ロットで致命的な問題を抱えているnicoの位置づけはどうなるのか?

説明員の方の回答

現在のnicoは収束させ、nico2を発売する。(...本当ですか)

nicoのバグフィックス版のリリースはまだ未定。

Priori2発売時期と販売価格

説明員の方の回答

12月中旬予定だが、いつもの通り絶対という自信はない。

量販店向けには12,800円(オプションバッテリーとカバー一枚付き)で、事業者向けに9,980円の予定だったが、取りあえず9,980円(標準小売価格)として今日は発表している。

内部構造

標準SIM、microSIM、microSDカードという構成です。バッテリーパックは1,700mAhです。センターに500万画素のカメラとフラッシュがあります。

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バッテリーの下は、The 中華スマホの試作機という風情です。G10というモデルで、10/22に組み立てたばかりの一次試作機のようです。8GB+8Gbというのは、8GBのフラッシュROM、8Gb(ビット)つまり、1GBのメインメモリという意味です。まだPriori2もフリーテル型番もありません。この状態から12月中旬の発売は不可能に見えます。(いつもそうですが)

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感想

自社開発しているとすると、非常に不自然な位置づけの商品です。Prioriのコンセプトが受けていたのは価格よりも、むしろサイズ感であり、このpriori2はその後継機として開発したのだと言われても違和感を感じます。これでは3.5インチ又は4インチを期待していたユーザーに対しては訴求しないだろうことと、nicoと基本仕様が同じ商品を半額程度で、2ヶ月遅れで投入するという開発計画などありえるのかという点です。これにより7月からnicoの発売を待ち続け、さらに初ロットの不具合に耐えながら、改善ファームを待っているファンをまた裏切ることになるのではないでしょうか。今回のPriori2も、たまたま安く調達できそうなMediaTek機を見つけたので、急遽Priori2として投入しようとしているように見えます。実際はnico Jrと名付けるほうが適した仕様と思います。ジーニーのFXC-35が、むしろPriori2として期待されていた仕様ではないでしょうか。