訂正とお詫び (12.11.2014)
初回の出稿時にLCDとバッテリーのスペックを誤って記載しておりました。訂正してお詫びします。(WVGAと1,350mA が正しい)
1万円を下回る(Amazonでは消費税込みでも9,699円)価格でありながら、これまでの他の機種に比べて妥協点の少ないことで、前評判の高かったFLEAZ F4sを入手しましたので、早速レポートします。Amazonでは予約だけですでに売り切れになっているようです。メモリ容量が少ない(512MB/4GB)、バッテリー容量が少ない(1,350mAh)という2点の不安の回避案なども、順次解説してみます。
やや小さめの個装箱
同梱物
FXC-35では省かれていたACアダプターも、もれなく同梱されています。保護フィルムが1枚同梱されていますので、とりあえずは用意する必要がありません。オプションの専用保護カバーは、本体の発売に間に合わなかったようで、まだ公式ショップにも販売の案内がありません。
重量 106g
F4sの重量は4インチながら、geanee FXC-35(3.5インチ)より1g軽く、ほぼ同等です。
外形寸法 124.6x64.8x9.5mm
Yシャツのポケットには余裕で収まります。しかしジーンズの前ポケットでは、その存在が多少気になります。ここが3.5インチ機との大きさ感の境です。
内部スロット
SIMスロットはマイクロSIM、標準SIM、microSDスロットです。高密度コネクタなので、少し入れ方が難しいですが、入れる方法が判りやすく丁寧に書かれています。
LCDディスプレイ
WVGA(480x800)の4インチIPS LCDが採用されており、他の3.5インチ機(HVGAでTN LCD)に比べると、視認性に優れています。今回から搭載されている壁紙のセンスも向上しているようです。
プリンストールアプリ
内部ストレージを圧迫しないためか、プリインストールされているアプリは最小限に抑えられています。
内部ストレージ
4GBの全ストレージの中で、2.42GBが内部ストレージに確保されています。
SDカードスロット
SDカードスロットに32GBのSDカードを搭載してみた状態です。
SDカードへアプリを移動
することが可能です。設定>アプリから、移動させたいアプリを開きます。
SDカードヘ移動をタップすると、移動できる分がSDカードヘ移ります。USBストレージアプリ(これがSDカード)が増え、アプリが減っているのがわかります。
まとめ
留まることを知らない円安傾向の中にありながら、単品の実売が1万円未満という価格設定は魅力的です。製品の完成度は同社のこれまでの機種を踏襲しているため、一定の安心感があります。しかしCP-F03aがベースであろうことから、LCDが4インチと小さい分はバックライトの消費電力が少ないとはいえ、それ以外の消費電力はほぼ同等なため、LCDを使わない場合のバッテリー動作時間は、F4のバッテリー容量が2割強少ない分、その比率で短くなります。例えばテザリング可能時間がCP-F03aが約7.5時間とすると、F4sは約6時間という具合です。しかし通常のLCDをONにしての利用では、その差はなくなります。小型・軽量・低価格のトレードオフなので、工夫しながら使う必要があります。
CP-F03a: 1,800mAh
FLEAZ F4s: 1,350mAh
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