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FLEAZ F4s 最新ファームウェアを試す

FLEAZ F4sの最新ファームウェアが2月16日に公開されましたので、改善点を確認してみました。


covia - ネットアプライアンスのブランド「Covia」: 【重要なお知らせ】FLEAZ F4sファームウェアアップデートのお知らせ

 

更新内容

(1)GPS性能改善
GPSのコールドスタートから初回の位置情報取得までにかかる時間を短縮。

以前のレビュー記事で「ZenFone5ほど瞬間的ではない」と書いたF4sのGPS測位速度ですが、同じBROADCOMを使っているFLEAZ F5に比べても、特に曇天の日などのTTFS(コールドスタートからのGPS測位)に時間がかかっていました。今回のファームウェア更新による改善は顕著であり、これによりF5やZenFone5と遜色がなくなり、最近話題のPolaroid piguより早くなりました。TTFSはF4s < pigu < priori2 < FXC-35という順位です。RunKeeperの開始時にGPSを掴むのが早くなり便利になりました。

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(2)近接センサー動作改善
ハンドセットの音声通話時に近接センサーで画面とタッチパネルをミュートした際に、設定したタイムアウトが発生すると、スタンバイ状態になるため、通話終了しても画面が戻らない現象があったため、音声通話中はスタンバイ状態にならないように変更し、この現象を回避。

この点は前回のファームウェア更新後も、通話後に画面が戻らないことがありましたが、今回のファームウェア更新後は、パワーボタンを押さないと戻らないことがありましたが、改善されました。F4sのデフォルトのタイムアウトは15秒なので、このまま使っていると15秒以上の通話で、スタンバイになっていたようです。この修正により、ハンズフリー通話で近接センサーが働かない場合に画面が消えなくなっていますが、実用上問題はありません。

 

これ以外にはSIMスケジューラーが1.2に更新されており、F4sで画面が乱れていた点が改善されています。

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まとめ

今回のファームウェア更新の改点は有益なので、更新をお勧めします。廉価な小型スマホ戦線はIPS LCDで見やすいF4sか、バッテリーの持ちと最軽量な点に勝るpiguの2択に絞られてきた感じで、各人の利用形態と予算に合わせてお選びください。


FLEAZ F4s GPS性能の確認 - スマコト