今回は、格安スマホを試す前に、手始めにAndroid 5.01へアップデートしたNEXUS5で、USB-DACでの再生動作を試してみます。NEXUS5は少し古いですが、Snapdragon 800ベースで十分にパワフルであり、最新のAndroid5.0.1が動作するのでリファレンスに適しています。
NEXUS5 Androidバージョン5.0.1
Android 5.0からUSB DACをサポートするようになりました。
再生ソフトウェア
Android 5からUSB DACをサポートするようになりましたが、44.1/48Khzで16bitまでの対応に制限されています。これではハイレゾ音源再生と言えませんので、下記の再生アプリを使い96Khz/24bit以上の再生を行います。
USB Audio Player PRO - Google Play の Android アプリ
再生コンテンツ
e-onkyoサイトから、flac形式の96Khz/24bitの無料サンプル音源をダウンロードして試しました。
USB-DACデバイス
今回使うAUDIO QUEST DRAGON FLY V1.2は、下記の特徴を持っており、携帯に便利なUSBドングル型です。本体のLED表示により、下表のように動作中のサンプリング周波数が色でわかります。
- DACチップは、ESS Technologyの「ES9023」。
- 最大96kHz/24bitのPCM音源に対応非同期転送モードも備えている。
- サイズは19(幅)×12(奥行き)×60(長さ)ミリ。重量は23グラム。
スタンバイ状態:「赤」 |
44kHz:「緑」 |
48kHz:「青」 |
88kHz:「橙」 |
96kHz:「紫」 |
OTGケーブル
USB-DACをスマホのmicroUSBポートに接続するために、変換ケーブルが必要です。かならずアプリを立ち上げる前にUSB-DACをスマホに装着してください。

iBUFFALO USB(microB to A)変換アダプター ブラック BSMPC11C01BK
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再生
ダウンロードしたflacファイルをスマホ本体にコピーして、USB Audio Player PROで再生を行います。音源ファイルの96Khzに合わせて、DACも自動的に96Khzに設定されています。
DRAGON FLY本体のLEDが紫色に点灯し、96Khzで動作していることがわかります。
まとめ
以上により、比較的簡単に、携帯も可能な環境が、Android5.0のスマホで構成できることがわかりました。高性能なヘッドホンさえ用意すれば、e-onkyoなどのサイトからコンテンツを購入して、十分にハイレゾ音楽を楽しめそうです。次回からはこれを格安スマホで試してみます。