家庭内に設置したテレビを遠隔で視聴するための製品は、過去にロケーションフリーやSlingboxなどが地デジ利権を守るための異様な規制の中で頑張っていましたが、気がつくとテレビの視聴や録画保存、DLNAなどのホームネットワーク市場は冷え切ってしまい、ネットワークサービスへの置き換えがますます進んでいます。
過去の商品
AV伝送機器 LocationFree 「ロケーションフリー」 | ソニー
市場が冷えている影響もあり、異様に厳しかった規制も事実上お目こぼしの状態にあり、デジタル録画した番組をホームネットワーク内に限らず、さらにDTC-IPで暗号化しなくてもインターネット経由で視聴できる製品が数々あります。ここではまず、SONYのnasmeをご紹介します。
SONY torne mobileの初期設定
SONYのnasneにスマートフォンからアクセスするためには、複数のアプリがありますが、ここでは最も一般的なtrone mobileを取り上げます。下記の手順で簡単にセットアップができます。Android版とiOS版があり、視聴機能を使うには、アプリ内購入により600円で購入する必要があります。但し一度購入すると、「購入情報の復旧」ができるので、複数の端末で制限なく利用ができます。
Android版はスクリーンショットが全面禁止されているため、ここではiOSで取ったスクリーンショットを用いています。iOS版ではTV視聴や録画再生中のスクリーンショットを撮った瞬間に映像が停止し、著作権上ネットに公開しないように警告が出ますが、静止画の取得自身はできます。
torne mobileの設定の前に、nasneがネットワークに接続され、インターネットからもサクセスできるように設定しておく必要があります。torne mobileという名前ですが、nasneにしかアクセスできません。初期設定の多くはSONYが個人データを集めるためのもので、実際の動作には関係ありませんが、入れないと設定が進みませんので、粛々と適当に入れていきましょう。
torne mobileの初期設定開始
情報の取り扱いについて
お住まいの地域の選択
性別設定
生年設定
ニックネーム設定
この名前でニワトリが話しかけてきます。
初期設定完了
ここまでで動作に関する設定は一つもありません。単なるアンケートです。
nasneの登録開始
ここからようやくnasneの登録に入ります。
nasne設定
nasneと同一のネットワークにスマホを接続しておくと、自動検出されます。複数あれば、リストアップされます。登録したいnasneをタップします。
名前の設定
nasneの名前を変更することができます。
地デジチャンネルリスト
nasneを予め設定しているので、チャンネルリストが表示されます。(確認のみ)
衛星放送設定
「次へ」をタップします。
BSチャンネルリスト
確認のみ
衛星放送設定
「次へ」をタップします。
CSチャンネルリスト
確認のみ
設定の完了
「保存する」をタップして設定を記録します。
nasneのホーム画面
右上にネットワークが赤字で表示されている間は接続待ちの状態です。
視聴再生機能の購入
最初に視聴再生機能を利用しようとすると、購入画面になります。以前に他の端末で購入済みの場合は、「購入情報の復旧」をすることで、無料で利用できます。
購入情報の復旧
すべてのビデオ
これでnasneの全機能が使えるようになりました。テレビのリアルタイム視聴もでき、下記は撮りためた番組リストの例です。
番組表
番組表から録画の予約なども可能です。
次回予告
次回はAndroidスマートフォンで利用する際のTipsをご紹介します。
